「旅立ち」

先日、2020年5月生まれから2021年４月生まれの13頭が北海道の預託牧場に旅立ちました。

乳牛は子牛を生まないと牛乳を生産する事ができないので約24カ月令以下の牛たちは飼育しているだけの子達というのが現状でその飼育コストや場所を占領しているコストを考えると、その場所を有効利用する方法が他にあるとの考え預託（里子）に出すことにしました。

その場所は道東にある育成牧場でうちより冷涼で広大な面積の放牧場を兼ね備えたところです。牛の健康を考えると北海道のいい環境の中で育てていただけるという事は安心して任せる事ができるとの思いもあり、その牧場を紹介していただきお願いする事となりました。

現状ではその子たちを飼育しているのは父でありますが、高齢になり労力を要する作業を任せる事ができなくなりつつあるなかで、もっとシンプルに経営するためにはどうしたらいいか考えた上での決断でした。

北海道に里子に出すことは親として抵抗がありますが、その子たちにはより良い生活する環境を、そして私共はその時間と場所の有効活用を進め利益を増やしていきたいと思っています。