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ノートを書くだけでみるみる脳が蘇る/長谷川嘉哉 著

【ノートを書くだけで脳がみるみる蘇る】

認知症専門医 長谷川嘉哉 著




この本を手に取ったきっかけは、「己書」です。

認知症専門医である長谷川嘉哉さんご自身が己書を経験し、されています。


きっかけは己書でしたが、私自身記憶力が弱く、日常生活において困ることも多いので読んで良かったと思います。


私は人と話してても記憶が弱くてすぐ忘れてしまいますし、顔と名前も本当に一致しません!!(ごめんなさい)

ましてや話された内容を整理して考えて、会話で返すなんて至難の業です‥。だから今まで話すことから逃げていました。でも向き合いたいなあって思っていた最中だったので、苦手さを埋めるヒントになるのではと思いました。


本は読みやすく、生活に取り入れやすい具体例が書かれています。


この本は、タイトルのとおり「書く」ことを薦めています。読んだ本の感想だったり、日記だったり、思い出せなかったノートだったり、自分史だったり、未来日記だったり、とにかく手を使って紙に書くことです。


今はスマホやパソコンがあり、手で何かを書く機会は減っていると思います。

手で書くのは時間がかかりますが、覚えること・脳を鍛えることにはとても有効な手段です。


人は覚えたことを1日で7割以上忘れてしまうそうです。


だからこそ、メモを取っておくことは大切だと書かれています。


ワーキングメモリ(作業記憶)が処理できる量は、5~7つ。メモという合うとプットによって、ワーキングメモリを解放させることは大切です。


私自身「良いな」と思ったことでも、違う作業をはさむと「あれ?なんだっけな」と思うことが沢山あります。「いいな」と思ったことすら忘れていることもあるかもしれません。


また、私はよく「あれをやらなきゃ」「これもやらなきゃ」とパニック状態になることがあります。

そういう時こそ、紙に書き出してアウトプットすることで脳を落ち着かせることが必要ですね。


主婦の皆さんは「家事」「育児」「仕事」など色々な役割があると思います。


色んなタスクを抱えてパニックになることは私だけじゃないはず(笑)



書いたら終わりではなくて、それを後から見直して復習していくことで、長期記憶に変わっていくそうです。



この本を読むきっかけとなった己書についての部分についてですが、


長谷川嘉哉さんご自身が字にコンプレックスがあって己書を始めたそうです。



以下本からの抜粋です。


—-

「人はコンプレックスがなくなると、人生がとても明るくなります」


「心地良さは脳にはとても大切です。認知症患者さんの脳は、記憶を司る部分より感情を司る部分が先に委縮することがわかっています。だからこそ「物忘れ」より「意欲の低下」や「表情の喪失」が認知症初期段階としては発現することが多いのです。」

——+

五感すべてに刺激を与えて感情豊かな生活を心がけることが大切なんだそうですよ!


ちなみに、私は先日人にこの本のことを話そうとしたとき


「あれっ、おかしいな。著者の名前が思い出せない!!」と10分ぐらいモヤモヤしました(笑)


本を読んで感想文書いたのに、脳が蘇っていない!?と自分自身の間抜けさに笑ってしまいました。


その後、無事名前を思い出し伝えることができました。

これって、長期記憶にするトレーニングになりますよね・・(きっと)


日々インプットされていく情報を インプットのみではなくアウトプット(紙に書く・人に伝える)することで、身につけて行きたいと思いました。


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